analogue life

シンプルな暮らしとフィルム写真のこと

今月のあとがき: 2024年1月

みんな一年よく頑張ったねって肩を抱き合うような優しさに溢れた年末から急転直下で「さぁ、今年も正しく生きましょう!まずは目標から!」みたいな正月の手のひら返しが凄く苦手で、急に日本社会の理不尽さが春の海と共に入場してくるこの感じは何度経験しても順応できない。ついさっきまで何もかも終わった感に包まれていたじゃないか。

 

え?今更?って驚かれるかもしれないけど、ようやく年末年始の適応障害から回復して仕事のエンジンがかかった。エンジンがかかるまでに20日ほどかかったので、追われるように仕事ばかりしていて私生活のことをあまり覚えていない。わずかな記憶をたどりながら今月のあとがきを書いている。

今年は厄祓いから

仕事での人間関係で滅茶苦茶になった気持ちは2年ほどかけてどうにか緩やかに改善しつつあるけど、猫を2匹亡くしたり、ものづくりで生きていきたかった人生には近づかずに不満足な勤め人の人生を歩んでいたりと、ここ数年逆風ばかりなので今年は厄払いからスタート。

こんなにお願いする人がいるなんて競争率高過ぎじゃないだろうか。

PERFECT DAYSをもう一度観に行ってきた

映画館に何度も足を運ばせる映画って本当に良い作品だと思う。

最初に見た時は素直に素晴らしいと感じつつもあの「こんな風に生きていけたら」というキャッチコピーにはちょっと違和感があって、湿気にまみれた東東京の下町で暮らしてトイレ掃除をする人生を素晴らしい生活だなんて本当に思ってるのか?…なんて考えていたんだけど、このキャッチコピーが指し示す「こんな風」は好きな事や物に囲まれたノイズのない満ち足りた生き方、言うなれば「足るを知る」生活なのだということに気付き我が身を少し恥じた。

そしてラストシーンが終わって場内が明るくなった時、一度観ている映画なのに、また言葉が出なくなりしばらく立てなかった。素晴らしい映画だ。

この映画は解釈の多くが観る人に委ねられていると思う。

その人の教養だとか経験、感性によってお持ち帰りする感想が違うし引き出しの中身が空っぽだと本当に退屈かもしれない。ある意味人の内面を試す映画。もう少し歳をとったら見直してみたい。きっと違う感動があると思う。

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冬休みは自宅暗室に勤しんでました

暗室の中の温度も安定しているしすぐに暗くなる冬こそ自宅プリントの季節。

今年の冬休みはこんなものをプリントしていました。実にけしからん素晴らしい写真だと自画自賛中。今年こそはどこかで展示したいのだけど、聞くところによるとギャラリーは今から抑えても半年先なんだとか。そう聞くと急にどうでも良くなって、また今年も展示やれないんだろうなぁ。

 

 

MacBook Proのバッテリーがさらに膨らんでいた

バッテリーが膨らんできたので新しいMacBook に買い替えたのが10年以上前だったと思う。確かあの頃はトラックパッドの脇がうっすら膨らんだくらいだったと思うんだけど、年末に掃除をしていたら更に膨らんでいてびっくりした。

慌てて裏蓋外したらボンッ!って飛び出してびっくり。こんにちは赤ちゃん、パパでちゅよ。

最後に電源切った時はもっと穏やかな膨らみだったと思うんだけど。

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現像液を変えた

変えたっていうか…誤発注しちゃったからなんだけど、数年ぶりに新しい現像液を使ってみたらとてもよかった。Double-Xのデータシートがないので手探りで試している。これでいいような気もするけどコントラストがきついような気もする。

さぁ、もうすぐ2月。きちんとエンジンがかかるのだろうか…。