analogue life

シンプルな暮らしとフィルム写真のこと

なつやすみの思い出

ダムダムダム…ダムダム…ガコン…ザッ…ダムダムダムダム…ガッコン…

 

ベッドに寝転がっていたら近所の子供がバスケットの練習をする音を遠くに聞きながら眠りに落ちていたらしい。リズム感のある音の反復は眠りの入り口だ。目を覚ますとリビングからは朝ごはんの会話が聴こえる。

この日は熱気と湿度で目が覚めたのが午前4時30分。窓から差し込む朝焼けの残りが影を潜め強烈な日差しに変わる頃には眠気がどこかに飛んで行ってしまったので、カメラを持って海辺をぶらぶらし海風を浴びながらコーヒーを飲んでいた。帰宅した後ベッドに腰掛けていたらそのまま眠りに落ちていた。

心地よい疲労と眠り。ベッドの脇に置いていたラジオのスイッチを回す。連休はもう少しでおしまい。

今年はなんと10日も夏休みがあった。

思えば夏休みをちゃんととるなんて9年ぶりだったので、田舎に帰ったりぶらぶら散歩したりして羽を伸ばしていた。家事に育児に仕事に振り回されっぱなしだと頭の部品が壊れてしまうのだろう。いろんなところが疲労骨折を起こしているようだったし、もう何も考えずにダラダラすることに決めたのである。

夏休みがあまりに嬉しかったのか、PORTRA 400を詰めたM6と一緒にHASSELBLAD 907xをかばんに詰めてあちこち撮ってきた。本当はPORTRA 400だけにしたかったけど、どんなに安く買っても¥12,000もするので背に腹は変えられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


写真はすべてHASSELBLAD 907xとXCD 45mm F4で撮影。Pocusで調整のあとDxO Photolab 6で現像。

 

そういえば、HASSELBLADはCCDのような濃厚な写りをするって話を耳にしたことがある。

CCDとCMOSの違いがわからないのでその言説が合ってるとも違うともいえないんだけど、世にあるデジタルカメラとは一線を画した濃厚な色味を持っていることは間違いない。カラーネガの代替としてのデジタルカメラは今のところHASSELBLAD以外ないだろう。

 

あと数十時間で長い休みが終わる。もうすでにひどい適応障害が始まっているようで、どうしようもなく仕事に行きたくない。果たして社会復帰はできるのだろうか?

カラーネガで撮った夏休みの話はまた次回。