analogue life

シンプルな暮らしとフィルム写真のこと

2022年をカツカレーで締め殺してきた

2022年の仕事を納めました。

仕事と家庭で大変な苦労を強いられた前半戦、仕事を辞めてぶらぶらしてた中盤と転職後の巻き返しで超頑張った後半戦。我ながらやり切った感で胸がいっぱいだし、もう二度とこんな酷い年を体験したくない。

そんな今年は神社にお祓いにも行ったし縁起担ぎでトンカツ屋によく足を向けたので、午前中に仕事を締めた後は神保町のまんてんに足を向けた。今年の仕事納めのあとはカツカレーと密かに固く決めていたのだ。

いつも溢れんばかりに盛られる昭和カレーが今日は勢いありすぎて遂に溢れてしまった。

マスター今年もお疲れ様でした。あぁおいしかった。

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iPhone 13 mini

お腹がいっぱいになった後はいつもの海に足を向けた。

最後に波乗りしてから随分と時間が経ってしまった。仕事と子供がある手前、ダラダラとずっと海で過ごすなんて夢のような暮らしは当分できないし、もしかしたらもう一生できないかもしれない。

いい波を見るとソワソワして楽しそうに波に乗ってる人たちを恨めしく眺めていた時期もあったけど、今はだいぶ冷静に海と向き合えるようになった。

死ぬほど大変だった今年もどうにか終わりました、と海の向こうに思いを飛ばしたら夕日を眺めながらビールを飲みぶらぶら散歩。

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iPhone 13 mini

こうやって何気ない写真を撮るためにはやっぱりGRIIIかfpのような小さなデジカメが欲しいなぁって思いが強くなる。iPhoneのカメラも悪くないけど、顔認証してアプリ立ち上げて…って儀式はやっぱりだるい。

filmmer.hatenablog.com

そういえば久しぶりに自宅プリントも復帰した。

長期の休みは折れた心の修復に費やしてしまったので、なんと半年くらいプリントから離れていたことになる。引伸し機を準備したら埃かぶってて心の中でごめんねって謝った。

印画紙はイルフォードのマルチグレードバライタ。

やっぱり紙に焼く写真は良い。画像を作るという意味でフィルム写真とデジタル写真は似ているけど、この二つは根本的に違うんじゃないかって考えてる。

前者は化学屋と機械屋の領分だったが、後者は計算機科学と電気屋の領分なのだから思想だって全然違うはずだ。均等にドットが敷き詰められたデジタル写真に対して、フィルム写真とそのプリントは微小な揺らぎがあるのだ。心地よさって案外この不均一さなのかもしれない。

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iPhone 13 mini

先日撮った写真の最終カットがなんとも尻切れとんぼのような格好になってしまったのだけど、これはこれで年末っぽさがあっていいかもしれない。2022年のエンドロール。フィルムのロールの最後の切れっ端だからロールエンドかもしれないけど。

N0742022

BESSA R3A/Summicron-M 50mm F2/Eastman Kodak 5222

毎年のことだけど年が明けるとまた一気に生活の速度が上がる。まずは大晦日までゆっくり休もう。