analogue life

シンプルな暮らし

Bessa R3Aのこと

最近Bessa R3Aをまたよく使うようになった。

M6を使うようになってから比較的うるさいシャッター音だとか手動で切り替えるブライトフレームが不便だったこともあり道具箱の中で2年くらいスヤスヤ寝ていた。使わないのは勿体無いのでebayに出品しようとしたりマップカメラに査定に持っていったりしたんだけど、なぜか手元に残っている、と言うか手放せなかった。

このカメラと一緒に訪れた場所だとか撮った写真のことを思い出すたびに躊躇してしまう。その度にこのカメラを振り返るとその良さがよくわかる。Bessaはライカのカメラにはない魅力に溢れた製品なのだ。

イカを買おうとしてBessaを買うと後悔して結局ライカを買い直すことになる…なんて巷で言われることもあって確かに自分も同じ道を辿ったけど、じゃあBessaが悪いかというとそうでもなくて、ライカをある程度使うと一周回ってBessaの良さがわかるんだと思う。

せっかくなのでBessaの魅力を綴ってみる。

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まだ比較的安価でメーカー修理もある(と思う)

自分がこのカメラを買ったときは確か2万円か3万円だったと思うんだけど、いつの間にかするする中古相場が上がって2022年7月現在は14-15万円くらいになっている。確かに高いんだけど中古M6の気の狂った相場からすればまだどうにか手を出しやすい範囲だと思う。

露出計もついていて使いやすいし2年くらい前にコシナさんに聞いたときはまだ修理してくれるとのことだったので、まだメーカー修理はできると思う。

イカMレンズがそのまま使える&40mmのフレームがある

VMマウントはライカMマウントの互換なので過去の銘玉がそのまま使える。

プアマンズライカとか言われても気にする必要なんてない。後述の通りファインダーも素晴らしいし、電子制御のシャッターは安心感がある。

40mmのブライトフレームが内蔵されてることも素晴らしい。このフレームが出るカメラはライツCLくらいじゃないかな。35mmでも50mmとも違う独特の雰囲気が40mmにはあってとても面白い。何年か前にリリースされたNokton 40mm F1.2をフィルムで使おうとしたら、Bessa R3シリーズがベストだと思う。

素晴らしい素通しファインダー

効き目が左目の自分はあまりこの恩恵に与れないんだけど、R3Aのファインダーは等倍なので右目でファインダーを覗くと空間にブライトフレームが浮かんでいるように見える。ファインダー倍率の高いライツM3でも0.91倍なので、素通し1倍のこのファインダーはまさに唯一無二。90mmレンズを使うときはとても助かる。

電子制御シャッターは狂わない

シャッタースピードが少し狂ったところでそんなに大きく露出が変わることがないので、個人的にはよっぽどおかしいことにならない限り気にしないんだけど…SS1/2000が使えることと電子制御でシャッターが正しい速度で切れること(メンテを気にしなくていいこと)は精神的に楽なのだ。

Bessaは金属シャッターなのでライカのような静かなシャッター音は望むことが出来ず、ジャッという若干安っぽい音がするけど、1/2000まで使える狂わないシャッターを使えることを考えればなんら問題はない。

ぜひ再販してほしい

Bessaがとてもいいカメラであることは間違いないが困ったことに中古市場であまり見かけることがない。ライカの方が圧倒的に玉数がある。買取価格の高いライカは天下の周りものであるのに対してBessaは死蔵されがちなのかもしれない。

フィルム価格がどんどん高騰してフィルムユーザーが逆境に置かれていてもライカはまだフィルムカメラを作っているんだし、コシナさんにはぜひBessaを再生産して欲しい。21mmのブライトフレームが出る変態R4Aなんて作らなくていいから写真学生とコアユーザー向けにR3Mを、フィルムカメラ入門者向けにR3Aを再生産したら売れるんじゃないかな。ライカMP、M-Aを買おうとしている人の数%は絶対に流れてくるはずだから。

 

N0402022

BESSA R3A/Summicron-M 50mm F2/Kodak 5222