analogue life

シンプルな暮らしとフィルム写真のこと

ライカだけぶら下げて

少しずつEastman Kodak 5222との付き合い方がわかってきた。

引き続きSummicron-M 50mmをつけたLEICA M6を首からぶら下げてぶらぶら歩いて写真を撮っている。一回のぶらぶらで撮れる写真は限られているし、人に見せられる写真なんてほんの一握りだけどそんなことはどうだっていいのだ。

荷物も持たず50mmレンズを一本つけたライカをぶら下げてあてもなく歩き、気になったものを撮る。途中でビールを飲んで暗くなったら帰るというこのシンプルな営みが良いのだ。

N0712022

イカでしか撮れないものがある…みたいな言説をたまに目にする。

理屈の上ではライカじゃなきゃ撮れないものなんてないし、そんな記事を見るたびに「そんなこたねぇよ」と心の中で思っているんだけど、身軽に撮影出来て撮られている方も身構えないと言う意味ではライカに魔法めいた何かはあるのかもしれない。

filmmer.hatenablog.com

それってライカの小ささかもしれないし、レンジファインダー特有の「世界を切り取る感じ」かもしれない。

一眼レフでもミラーレスでも、ファインダーに映る世界の外はわからないけど、ファインダーの中に浮かぶフレームで世界を切り取るレンジファインダーならフレームの外の世界も見えている。

シャッターを切る瞬間まで構図を考え続けられるメリットはあるかもしれない。