だいぶ旧聞になるが、富士フィルムのネガカラーフィルムPro400Hが廃盤になるようだ。
値上がりが続くKodak Portraの代替品として捉えられていた感があったこのフィルムをきちんと使ってみたらとても良い雰囲気に仕上がった。
もっと僕たちがこのフィルムを使って、フジもちゃんとマーケティングをやってくれていたら廃盤にならずに済んだのかもしれない…と一瞬思ったが、もう富士フィルムはフィルム事業を継続する気がなさそうだし、遅かれ早かれこのフィルムも無くなったんだろう。
Kodakの財務レポートがフィルム事業を好調と表現している中で、富士フィルムのフィルム屋廃業路線はとても残念だし、ほとんどのフィルムユーザーはこの決定と富士フィルムを冷めた目で見ているのは間違いない。
少なくとも僕は呆れている。
Hasselblad 500CM/Planar 80mm/Fuji Pro4000H
35mmは今年の3月、120は来年3月を最終出荷予定としているようなので、中判フィルムユーザーはもう少しだけPro400Hとおつきあいができる。
今年のカラー写真はPro400Hで撮ろうと思う。