analogue life

シンプルな暮らしとフィルム写真のこと

エクタクロームが現像から上がってきた

リバーサルフィルムがどうにも苦手だった。

現像から上がってきたエクタクロームを光にかざして眺めて…欲しかった色がきちんとフィルムに再現されていて「あぁ、これこれ」と。リバーサルフィルムも悪くないんじゃないかと思い始めた今週始め。

ただの下手くそが故の苦手意識なのだと思うけど、ProviaVelviaを何度か使ってみてどうにもあの色味がダメで、使うたびに「もう二度と使わねー」と悪態をついていたのに、ついうっかりエクタクロームを買ってしまった。酔った勢いで発注していて、気が付いたら家のポストにフィルムが届いていた。流行り物に乗ってしまった感ありありだったけど、今は全然後悔していない。

フィルムとの出会い頭って大切。 

N1332018

 Bessa R3A/Summicron 50mm/Ektachrome E100

 

N1292018

 Bessa R3A/Summaron 35mm F2.8/Ektachrome E100 

 

N1402018

 Bessa R3A/Summicron 50mm/Ektachrome E100 

 

N1372018

  Bessa R3A/Summaron 35mm F2.8/Ektachrome E100 

 

N1382018

   Bessa R3A/Summaron 35mm F2.8/Ektachrome E100 

 

N1412018

   Bessa R3A/Summaron 35mm F2.8/Ektachrome E100 

   

N1392018

 Bessa R3A/Summaron 35mm F2.8/Ektachrome E100  

 

最近湘南地方に足を伸ばしているが、今週の始めは天気がとても良かったので思い切って横須賀まで。夏が過ぎて人が少なくなった海辺はとても気持ちがいい。エクタクロームは手元にあと2本。今週末はどこに出かけようかな。

 

【追記】

エクタクロームのアマゾンの売値が1300円付近まで突然下がっている。世界中で小売業を駆逐するアマゾンの姿勢には賛同しかねるものがあるが、正直1300近辺まで下がってくれると使う側としては嬉しかったり…する。胸中モヤモヤは残るけど。

 

 

夏の終わりに

暑いのが嫌だ、湿気が嫌だとブツブツ言いつつも、いざ涼しくなってみると夏の陽射しが恋しくなるんだから、随分とわがままな大人だなぁと思う。

鎌倉の路地裏をぶらぶら。

この街は一歩路地裏に入ればまだどうにか小津安二郎映画のような雰囲気を維持しているけど、海側ではマンションの建設計画が実行に移されようとしているらしい。

不動産業界で働いている方々には申し訳ないけれど、彼の業界の歴史ある街にマンションを建設しようとする、文化を破壊する姿勢がとても腹立たしい。

N1282018

Bessa R3A/Summicron-M 50mm/Adox SCALA 

去る人ヨコハマ

9月下旬になっても暑い日が続き、いつになったら秋が始まるんだ…と思っていたら、あれよあれよ気温が落ちて行った関東地方。今年はちゃんとした春がきた印象がなかったし梅雨も短かったし秋晴れの日も短そうだし、もう昔の日本の気候とは違うんだろうなぁ。

スカッと晴れた日に一人あてのない散歩をしたかったけど、Portraを詰めて曇天の下トボトボ歩く散歩も悪くない。

 

N1262018

Bessa R3A/Summaron 35mm F2.8/Kodak Portra400

横浜スタジアムから海へ向かって。仕事に向かう人の列。海の気配を感じる大通りって本当に素敵。海が見える、じゃなく「気配を感じられる」ってとこがミソ。

 

N1252018

Bessa R3A/Summaron 35mm F2.8/Kodak Portra400

どんより曇り空の中華街。人気も少ない。傘をさした二人はきっと食事にでも向かったのだろう。

 

N1242018

 Bessa R3A/Summaron 35mm F2.8/Kodak Portra400

大さん橋を歩く老紳士。船に乗ってどこかに向けて出発するのかな。一度でいいから仕事を全部ほっぽらかして長い船旅に出てみたい。

 

 

N1232018 Bessa R3A/Summaron 35mm F2.8/Kodak Portra400

特に意識したわけじゃないけど、現像から上がってきたフィルム見たら街ゆく人の後ろ姿をばかり撮っていた。この物憂い曇天が去る人の背中を撮りたい気分にさせるのだと思う。

あとね、Portra 400とSummaron 35mm F2.8の組み合わせ。狙い通りの色を出してくれるこの感じ。道楽写真だし、ただの自己満でしかないけど、妙に撮る気が出てくる不思議な組み合わせのひとつ。