analogue life

シンプルな暮らし

Rolleicord IVを買った

こんなことをツイートしている時点でお会計まで一直線なんですよね。

で、気がつくと1953-1954年製のお爺様がプチプチでぐるぐる巻きにされお会計。やってしまった。久しぶりの機材追加であります。初めてのフィルム中判であります。二眼レフはレンズが交換できないので、カメラを買ったというよりもレンズを買った気分。

写真を初めた頃から中判カメラはずっと気になる存在であったけど、フォーマットを増やすと管理がめんどくさいという理由から意図的にずっと避け続けてきた。

買ったが最後次の沼地にドボンすることはたやすく想像できたもんね。 

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SIMGA DP1 Merrill

この余計なものが付いてないシンプルさとコンパクトさがとてもいい。トップのローライロゴもころんとしていてとても可愛い。良くない?良くない?

ローライコードIV型を探していた理由

ローライフレックスではなくローライコードが欲しかった理由はとても簡単で、ローライフレックスが高すぎて手が出せなかったということと、ローライコードのシンプルでスッキリしている外観が好きだったということ。

sunrise-camera.net

ローライコードは1933年から1964年まで大小の変更を加えながら製造が続いたカメラなので非常にバリエーションが多く、Ⅰ〜Ⅴ型の大分類の中にサブ分類があり、Ⅱ型に関してはtype2〜5というまた別のサブ分類がある。
ローライコードを超大雑把に分類すると、I型からIII型までが3枚玉のツァイス製トリオター、III型の一部とIV型から先は3群4枚のシュナイダー製クセナーが付いている製品、IV型までは絞り羽根が10枚なのに対してV型からは半分の5枚になっている。V型からは絞りとシャッタースピードが連動するライトバリュー式が追加されている。

ja.wikipedia.org

…とまぁ色々な種類があって面白いのだけど、絞り羽根が5枚になる前でシュナイダー製のクセナーが付いている機種が欲しかったため、消去法でIV型になった次第である。綺麗なV型の個体もあったけど絞り羽根5枚ってのがちょっと…。

摑まされた…。

言い訳からすると、レンズの綺麗さばかりに目を取られていて全体をきちんと見ていなかったアンド店がきちんとしていなかった。これに尽きる。1/3くらいは私が悪いが2/3は店の商売のやり方に問題があると思う。

IV型は製造が2年程度で終わってしまったので、V型とVb型は中古屋でもよく目にするのだが状態の良いIV型は少なく、レンズや外装の綺麗な個体を見つけたまでは良かったのだが機構をきちんと確認していなかった。

家に帰ってフィルムを通して巻き上げを初めたらカウンターが1を過ぎても止まらない。そのまま巻き続けたらスルスルっと2まで行ってしまった。そして多重露光防止スイッチを入れると今度はチャージができない。さらに6m付近でピントを合わせてノブから手を離すとゆっくりノブが自動で動く……動くぞこいつ!!

完全に摑まされた。

すぐさま店に電話をかけて相談したところ返品処理を持ちかけられたのだが、レンズの状態が非常によいIV型がすぐに見つかるとも思えなかったので、松村カメラサービスさんへ修理に出すことにした。

部品取りされていた個体だったという話

松村さんにローライコードを預けてしばし、想像以上に悪い個体だという連絡を受けたので何が悪いのかを聞いてみたら、どうも部品取りに使われた個体っぽいという話をされ驚いた。部品は揃っているけど、交換されたであろう歪んだ部品が放り込まれているとか。

もうここまでくるときちんと確認しなかった自分を棚に上げ、カメラ屋と前の持ち主をぶっ飛ばしてやりたい気分で胸がいっぱいなのである。

完全復活して戻ってきた

待つこと30日、松村さんから修理完了の連絡が入る。

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我が家に帰ってきたローライコードは完全に機構が直っていた。フィルムを通して巻き上げるときちんとカウンターが止まり、ピントノブもピタッと止まるしちゃんとチャージも決まる。しかもスクリーンまで交換して頂いたのでピントの山もとても見やすくなった。とても素晴らしい修理で感動している。

さぁ、早く復活したこの爺様を外に連れ出そう!

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