analogue life

フィルムが捉える世界は美しかった

Astrum Фото 400を使ってみた。

インフルエンザに罹ってしまった!

記憶が確かならば人生で初めてインフルエンザに罹ったと思う。

毎年風邪っぽい何かをもらってはいるけど、酒を飲んで寝ると治っているので「体調悪いけど大丈夫でーす」と仕事場で話していたら強制的に病院送りになりインフルエンザであることが判明した次第。

その後突然39度台の熱が出てフラフラしながら仕事場から撤退。

電車のボックスシートの片隅に身体を押し込んだと思ったらそのままスヤスヤ寝てしまい凄いところまで連れてかれ慌てて戻る。駅のホームをヨタヨタ歩きながら携帯を見たら「明日から会社出禁ね」、という指令を受け強制的におやすみ。

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Leica M6/Summaron 35mm F2.8/Fuji ACROS  

 

仕方がないので翌日からお言葉に甘えて家でボンヤリしていたのだが、いくらボンヤリ待っていても一向に鼻水も咳もクシャミもでない。強烈な熱と頭痛と目眩が瞬間風速的に訪れて、その後風邪の症状ひとつない状態に戻っていた。

凄いぞこの免疫力。 

Astrum Фото 400 

熱にうなされてふらっと立ち寄ったスズカメさんで見慣れないフィルムを見つけた。

Astrum Фото 400というウクライナ製のフィルムなんだけど、ソ連のフィルム生産を担っていたSvemaというソ連国営企業が倒産した後に、同社製品の生産を引き継いだのがこのAstrumという会社らしい。ロットやら期限が箱に手書きされていてただならぬ雰囲気。

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Svemaという会社は戦前に設立され、戦中はクラスノヤルスクに疎開して創業していたり戦後はAgfaの技術者と技術を接収して事業を続けたもののソ連崩壊後に西側諸国との競争に置いていかれ倒産したのだそうだ。フィルム会社の身の上話はどこも紆余曲折で面白い。

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Leica M6/Summaron 35mm F2.8/Astrum Фото 400 

 

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Leica M6/Summaron 35mm F2.8/Astrum Фото 400 

 

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Leica M6/Summaron 35mm F2.8/Astrum Фото 400 

 

今回はアートラボさんに現像をお願いしたのだけど、現像から上がってきたフィルムをスキャンしてみて思ったのは、コントラスト強いけどおとなしいフィルムだなーという印象。紙に焼いてみたら印象はまた違うんだろうけど、荒々しい仕上がりを想像していただけにちょっと拍子抜け。もしかしたらFomapan100の方が凶暴かもしれない。

個性の話をしたらFomapan。

あまりにFomapan100は凶悪なので、個人的にはFomapan 400ばかり使っている。今回使ってみたAstrumは想像していたよりもいいフィルムだったけど、フィルムの個性という面ではFomaの方が個性的かもしれないなぁ、と思っている。

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 Leica M6/Summaron 35mm F2.8/Fomapan 400 

 

そういえばクラスノヤルスクといえば核工場。90年代に作られたドキュメンタリーを改めて見直してみた。これはこれで独特な空気感があっておすすめ。

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